横山プロダクションメンバー紹介


※横みちプロ、オールメンバー短篇誌『反抗期』(41年6月中旬発行)による
※青文字の部分は、42年11月上旬発行の『横みちサスペンス@』による(白戸編集者記)

横山まさみち
名古屋市出身。水木しげる氏が”情熱の人”と評した如く、きわめて作品に対してきびしく熱心。
劇画家仲間では毒舌家ともいわれている。アルバイトで漫画をかきながら学校を卒業。この道へ入って
十五年。作品数は三百をこえるだろうが、すべてオリジナル。
代表作は青春劇画の大長編「あぁ青春」「独眼探偵」「ミステリーマン」「ファイトメン」「トップ屋家業」
「シルクちゃんハットちゃん」等。現在大長編のロマン・アクション「孤独の男」を構想中。
名古屋市出身。執筆生活15年。
その間に執筆した作品すべてがオリジナル。
代表作は「あぁ青春」と「独眼探偵」
「あぁ青春」は単行本で現在、第32巻まで発行中。またこの主人公を女性におきかえ「少女フレンド」に
32頁ずつ11回にわたり第3部までを発表。
「独眼探偵」はA5判(この本の形)で第21巻まで、ハンド・コミックス(新書判)で第4巻まで発行中。
また11月より週刊誌「漫画アクション」に毎月一回27頁で連載予定。
そのほか「ヤング・コミック」に「男一匹」
「中学二年コース」に「おれはガキ大将」を連載中。
単行本では、あぁ青春・独眼探偵のほか「孤独の男」「学園旋風児」(両方とも第3巻まで発行中)のシリ
ーズを執筆中。
趣味はつりと麻雀。歌謡曲を聞くのもすき

吉元正
1962年(昭和37年)3月、横山まさみちをたずね来る。横山プロダクション設立。
通称モトヤン。鹿児島県指宿市出身。やはり海で育ち、船がだいすき。以前にみた映画「白鯨」に強烈
な印象をうけ、あんな作品を描いてみたいといってる。それに主演したグレゴリー・ペックのファン。それ
はオヤジに似てるからだそうだ。短篇誌はなやかなりし頃投稿していたが、横みちプロへ入り、現在は
「鉄火野郎」と「海の男」の長篇シリーズを執筆中。
バロン吉元
鹿児島県出身。
本名、吉元正。ファイトの男
代表作は「鉄火野郎」(第18巻まで発行中)
最近は週刊誌「漫画アクション」で「名のない男シリーズ」を発表。

どやたかし
1964年(昭和39年)10月、横山プロダクションに参加。
和歌山県出身。カッパを友だちにして育ち、水泳なら誰にもヒケをとらないとか。いつかはオデン(田川
きよし)と争うこともあろう。きわめて博識で横みちプロの生じびきといわれている。シンをつらぬくものは
誠実そのもの。原稿は時々遅れることもあるが・・・
美しいタッチで知られ、現代もの、時代もの、少女もの、何でもこなせる。代表作は「若い人シリーズ」
「ノンフィクション劇場・少女ミステリー」「菊太郎人斬控」「トリック劇場」。
和歌山県出身。博識で横みちプロのいき辞引的存在。
よく風邪をひくのが玉にキズ。
現在、長編シリーズ「トリック劇場」を執筆中(第12巻まで発行中)
雑誌では「コミック」に毎月読切りを掲載。

田川きよし
1965年(昭和40年)4月、横山プロダクションに入社。
熊本市出身。
笑うと両ほほにタテじわができるところが魅力。ショーン・コネリーを思い出していただければいい。俳優
ではジュリー・アンドリュース(サウンド・オブ・ミュージックの主演女優)とスティーブン・ボイド(ちょっと聞
きなれない名だが、ベン・ハーに悪役で出演した男優)が好きとか。テレビでは漫才など笑えるものが大
好き。特技は水泳。きわめて素直な性格で、それが絵にもあらわれ、今后すっきりした作品に期待でき
る。発売中の短篇誌「初恋」に「雪の朝」を発表。
熊本市出身。
40年4月プロ入り。
写真のごとく、ときどきおとぼけ。(注=頭の上にのっているのは岩石)
最新作は「アリバイは四時間」(発売中)
 写真(富士五湖精進湖にて)

左近士諒
1966年(昭和41年)1月、横山プロダクションに入社。
サコンジ・リョウと読む。大分県別府市出身。
かわった名だが、ペンネームでなく本名。好きな俳優はデビッド・ジャンセン。テレビドラマ「逃亡者」の
大ファン。放映以来一度もみのがしたことがない。その題名・内容までおぼえきっている。なにしろ仕事
熱心で、描いている時がいちばんたのしいとか。プロメンバー一同が釣などにさそってもなかなか動か
ない時がある。その身長と共に、きっとのびる。
 昭和42年10月現在の横みちプロメンバーに、左近士諒の名前はありません。

藤原栄子
現在、高校三年のおじょうさん。
そのうまさは天才的との定評がある。
「あぁ青春・第21章・あおげ青雲」で「愛する事」という中篇を発表してデビュー。すでに「三つの愛の物
語」という単行本も発行になっている。女で男をうまくかける作家は少いが、それが描ける強味。来春、
高校を卒業して横みちプロへ入ることが決定しているが、将来が大いにたのしみ。
浜松市出身、高校時代より横みちプロへ入り執筆。
最近作「渚のエレジー」(単行本、グラスの中の少女に掲載)
週刊誌「マーガレット」で執筆中。

松尾啓子
大阪市出身。42年1月プロ入り。ホームシックを克服し、メキメキ腕をあげ人気上昇。最近では長編シリ
ーズにとりくむ。
○まごころのシリーズ
@「心の小箱が開くとき」(発売中)
A「にしき川」(11月下旬発行予定)
趣味は日本舞踊。
 写真(富士山麓富岳風穴にて)

高橋正朝
北海道札幌市出身。
42年6月、作品をもって上京、その作品が一パツで横みちの気にいりプロメンバーにくわわる。
北海道出身だけにすべてが雄大。
大ものになるぞえ。

白戸秀夫
ぼくです。青森県五所川原市出身の紅顔の美青年?です。
編集長?なんです。コホン!



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