和歌山県出身。
 昭和35年(1960年)5月、『忍風』第4集に「忍者」を掲載。なお作者名の
表記は土屋喬、表紙の表記は土屋たかしとなっている。
 続いて8月には『忍風 別冊』3号に「折れた太刀」を掲載。作者の表記は
土屋喬となっている。
 昭和37年(1962年)6月、太平洋文庫から「探偵屋健(さぐりやけん)」
アクションシリーズの刊行が始まる。 
 同年10月8日発行の『ガン&ガン』第1集に「ベンケイシ」を掲載。
 昭和38年(1963年)6月、太平洋文庫で「菊太郎人斬り控」シリーズの
刊行が始まる。
 同年9月15日号の『週間少女フレンド』から「赤いバット」の連載を始める。
 昭和39年(1964年)1月、太平洋文庫で「剣客列伝」シリーズの刊行が始
まる。
 同年7月5日号の『週間少年マガジン』から、「ブラック巨人」の連載を始め
る。
 同年10月、横山プロに参加。11月から「若い人」シリーズを始める。
 昭和40年(1965年)3月から、「無惨菊太郎人斬控」シリーズの刊行を始
める。
 同年8月から「ノンフィクション劇場」の刊行を始める。
 昭和41年(1966年)3月から、「トリック劇場」の刊行を始める。
きわめて博識で横みちプロの生き字引といわれていた。シンをつらぬくものは
誠実そのもの。美しいタッチで知られ、現代もの、時代もの、少女もの、何でも
こなせる。(短篇誌『反抗期』)
 『横みちソレーユ』No.12〜14に、劇画技法について執筆。
 『横みちソレーユ』No.25(昭和43年12月発行)には、「どやたかし(現在
牧真介等の名で青年誌に執筆)」とあり、貸本衰退後も活発な活動をしてい
たことがわかる。なお、牧真介のペンネームは貸本時代にも文洋社の単行
本や中短編誌『武芸』での作品に用いていた。